名古屋市の家賃相場、区ごとの違い
この記事のポイント
名古屋市は16区あり、区が違うだけで同じ広さの部屋でも家賃が2万円以上変わることがあります。予算とエリアのバランスを考えるときの目安として、区ごとのおおまかな水準と街の性格をまとめました。
お部屋探しのご相談で最初に決めていただくのが、エリアと予算です。この二つは連動していて、どちらかを動かさないと条件が合わないということがよくあります。
名古屋市は16区ありますが、中心部から郊外へ向かうほど家賃は下がっていきます。目安としてご覧ください。数字は2025年6月時点のおおよその平均で、間取りや築年数、駅からの距離で上下します。
中心部(8万円前後)
東区(約8.9万円)と中区(約8.6万円)が市内で最も高い水準です。栄や丸の内の周辺で、通勤の便は抜群ですが、その分家賃に跳ね返ります。名古屋城や徳川園があるあたりは、落ち着いた雰囲気の住宅も見られます。
千種区(約8.1万円)は大学や高校が多い文教地区です。今池や本山の周辺は生活しやすく、学生から単身の社会人まで幅広く動きのあるエリアです。
中村区(約7.6万円)は名古屋駅を抱える区です。駅周辺は高めですが、区の西側に行くと水準はかなり落ち着きます。同じ区でも幅が大きいので、区名だけで判断しないほうがいい場所です。
準中心部(7万円台)
緑区(約7.8万円)、瑞穂区(約7.6万円)、名東区(約7.5万円)、西区(約7.4万円)、昭和区(約7.1万円)、熱田区(約7.0万円)あたりがこの層です。
昭和区や瑞穂区は閑静な住宅街で、学校や公園が多くファミリー層に人気があります。名東区は地下鉄東山線で栄まで一本という利便性があり、緑区は面積が広く、区内でも駅からの距離で差が出ます。西区は名古屋駅に近い割に、エリアによっては手頃な物件が残っています。
郊外(6万円台)
北区(約6.8万円)、中川区(約6.6万円)、港区(約6.3万円)、守山区・天白区(約6.0万円)、南区(約5.9万円)が続きます。
守山区や天白区は緑が多く、広めの間取りを探すファミリー層に選ばれています。中川区や南区は、同じ予算でひと部屋多い物件が見つかりやすいエリアです。通勤時間は伸びますが、車をお使いになるご家庭であれば選択肢は広がります。
数字より大事なこと
区ごとの平均は目安にすぎません。実際には、同じ区の中でも駅からの距離や路線で数万円の差が出ますし、築年数が10年違えば水準も変わります。
予算が決まっている場合は、エリアを少し広げてみると条件に合う物件が見つかることがあります。逆にエリアを譲れない場合は、築年数や駅からの徒歩分数を見直すほうが早いです。
どこを優先してどこを譲るか。この整理をお手伝いするのが私たちの仕事ですので、漠然とした段階でもご相談ください。