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内見で見落としがちなこと

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内見で見落としがちなこと

この記事のポイント

内見は30分ほどで終わってしまいますが、その30分で決めたことと数年付き合うことになります。図面や写真ではわからない部分を、限られた時間でどう確かめるか。ご案内していて「ここを見ておけばよかった」と言われがちな点をまとめました。

内見のご案内をしていると、お部屋に入って5分ほどで「ここにします」と決める方もいれば、隅々まで見て回る方もいます。どちらが正しいということはないのですが、後から「聞いておけばよかった」と言われることには、だいたい決まった傾向があります。

一番多いのは「音」の相談

入居後のご相談で多いのが音です。隣の生活音、上階の足音、道路や線路の音。

困るのは、内見の時間帯によって状況がまったく違うことです。平日の昼間は静かでも、夜になると話し声が響く建物もあります。可能であれば、時間帯を変えてもう一度見せてほしいとおっしゃってください。手間はかかりますが、遠慮される必要はありません。

建物の構造(木造・鉄骨・鉄筋コンクリート)も目安にはなりますが、同じ鉄筋でも壁の厚みで差が出ます。空室であれば、壁を軽く叩いてみると感覚がつかめます。

図面ではわからない収納の「奥行き」

収納は畳数や個数ではなく、奥行きで使い勝手が変わります。奥行きが45cmあればハンガーがまっすぐ掛かりますが、それ以下だと斜めにしか入りません。

今お使いの家具で、置き場所に悩みそうなものがあれば、そのサイズを控えてきてください。メジャーは必ずお持ちいただきたい持ち物です。洗濯機置き場の幅と防水パンのサイズも、見落とすと後で買い替えが必要になります。

水回りは「使ったときの様子」を確認

蛇口をひねって水圧を見る方は多いのですが、お湯が出るまでの時間まで見る方は少ない印象です。給湯器が古いと、冬場にお湯が出るまで時間がかかります。

あわせて、シンク下や洗面台の下の扉を開けて、配管まわりにシミや変色がないかを見てください。過去に水漏れがあった形跡は、この部分に残ります。ニオイがこもっていないかも確認しておくと安心です。

コンセントと電波

意外と後悔が多いのがコンセントの位置です。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、ルーターを置く場所に差し込み口があるか。間取り図には記載がないことも多いので、その場で見ておきます。

携帯の電波も部屋の中で確認してください。建物の位置や構造によっては、室内で電波が弱くなることがあります。

建物の共用部は「管理の質」が出る

お部屋そのものより、廊下やゴミ置き場、駐輪場のほうが判断材料になることがあります。清掃が行き届いているか、ゴミ置き場が荒れていないか、掲示板の貼り紙が古いままになっていないか。

ここが整っている建物は、管理会社や大家さんがきちんと手を入れています。入居後に何かあったときの対応も、だいたい同じ姿勢です。

気になったことはその場で聞いてください

壁の傷や設備の不具合は、入居前に直してもらえる場合があります。ただし、契約が済んだ後では交渉しづらくなるため、気づいた時点でお伝えいただくのが確実です。

「こんなことを聞いたら面倒に思われるかな」と遠慮される方がいらっしゃいますが、私たちはむしろ、契約後に気づかれるほうが困ります。内見中に思ったことは、どんな小さなことでもその場で言葉にしてください。

最終更新:2025.06.05
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